←クリックすると拡大します山口啓介氏の作品(一部)
昨日27日に越後から無事紀州へ帰ってきました。
新潟に着いた25日は雨にあいましたが、次の日は天気もよく青空も広がりました。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」は、新潟県十日町市と津南町を総称した越後妻有地域(延べ760k㎡)の里山と市街が会場です。今回は200組を超える国内外のトップアーティストが参加し、前回、前々回からの常設を含めると330を超える作品が展示されています。
さて、今回私達は以前から親しくさせていただいている美術家山口啓介氏と夫人(実は彼女と大学時代からの友人なんです^^)の案内で里山に点在する作品を観てまわりました。
妻有の風景や作品を撮影しようと意気込んで行ったのですが、作品を見ていくうち「今回は撮影するのでなく、じっくり作品をみたいな」と思うようになっていました。なので、山口さんの作品の他はみて頂く写真はないんです><。。ゴメンナサイ。
←クリックすると拡大します山口啓介氏の作品(一部)
25、26日でまわった作品は50以上。ほとんどが市街から数十分、或はそれ以上離れた里山にあるため車で移動しました。
市街を離れ一本道を入るとそこはもう林と川と棚田が広がる里山です。途中の道の脇や平地、山の斜面にも作品が展示してあり、「あれ作品かな?」「えっ?ただの看板じゃない?」「いや、作品や!」など確認しながら車を走らせます。数分走ると集落があらわれ、作品として命を吹き込まれた空き家や廃校が見えてきます。(山口さんの作品も廃校になった分校に展示)
作品受付には芸術祭のボランティアの方がいますが、集落の方が案内をしてくださる所もありました。たくさんの集落の方々も作品制作過程に協力されたとのことです。
自然と人とのふれあいの中で観る作品は、感慨深いものがありました。理屈や理論で観るものでなく、楽しみながら自然体で観るのが芸術の見方なのだと強く感じました。
印象に残った作品の一部を紹介します。
◎芸術祭前夜祭に能舞台として杮落としされた、国際的建築家ドミニク・ペロー氏の「バタフライパビリオン」…普段は地域住民が集まり憩う東屋としても使われるようです。
画像はココをクリック!◎築80年の空き家を再生した「うぶすなの家 多種多様な陶芸作品」…かまどや囲炉裏や風呂を陶器で作り、その他茶室もしつらえてあります。集落の元気イッパイのお母さん達が作るおいしい豆腐アイスクリームや、山菜料理もいただけます。
画像はココをクリック!◎変ったところでは、不思議な夢にいざなってくれるステキなベット(?)に寝、宿泊体験もできるマリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家 」(2000年度作品)…宿泊した人が綴った夢の記録も作品の一部になるそうです。
画像はココをクリック!作品については、以下のホームページに詳しく載っています
☆大地の芸術祭ホームページ内
<参加作家>☆新潟県ホームページ内
<十日町地域振興局>では、次回は山口氏の作品を紹介したいと思います。